導入事例 LSIメーカー 施工:トシカル®S TS-1310

ACFテープ貼付治具への
接着剤の付着を防ぎ、
半導体基板製造の歩留まりを向上

LSIメーカーの半導体基板製造工程で、ACFテープ貼付治具に熱硬化性エポキシ樹脂系接着剤が転写・付着し不良の原因に。トシカル®S TS-1310(旧UNA310-X10)の非粘着コーティングで付着を防止し、安定した貼付と歩留まり向上を実現しました。

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30秒でわかる導入のポイント

お客様
LSIメーカー様
対象・工程
半導体基板製造工程/ACFテープ貼付治具
課題
熱転写された接着剤がACFテープ貼付治具からはみ出し付着し、粘着障害・不良が発生
施工グレード
トシカル®S TS-1310(旧UNA310-X10)
効果
粘着障害を完全に排除/品質・生産性が向上/歩留まりが改善

お客様の課題・お悩み

半導体基板製造でACFテープの接着剤が転写して不良になる

LSIメーカーの製造工程では、熱硬化性エポキシ樹脂系接着剤を塗布したACFテープを治具に貼付して使用します。しかし加熱工程で接着剤が熱転写し、治具からはみ出して付着することが課題となっていました。

従来はテフロンコーティングを施した治具を使用していましたが、それでも接着剤の付着を十分に防ぎきれず、粘着障害による不良の発生が解決されないままでした。

ACFテープ貼付治具にトシカル®S TS-1310の非粘着コーティングを施工した様子

トシコの解決策

ACFテープ貼付治具に「トシカル®S TS-1310」を施工し、付着を事前に防止

ご相談を受け、ACFテープ貼付治具の表面に非粘着コーティング「トシカル®S TS-1310(旧UNA310-X10)」を施工。従来のテフロンコーティングでは防ぎきれなかった熱転写接着剤の付着を、事前にしっかりと防止しました。

この事例で使われた技術「トシカル®Sコーティング」を見る

導入後の効果

粘着障害を完全に排除し、品質・生産性を向上

コーティング後は接着剤の転写による粘着障害が完全に排除され、安定した貼付作業が可能に。品質・生産性の向上に加え、歩留まりの改善にもつながりました。

接着剤の粘着障害を完全に排除

安定した貼付を実現し、品質・生産性が向上

不良の発生が減少し、歩留まりが改善

測定データ(実証)

特定の測定条件における一例です。トシカル®S TS-1310が、未処理(SUS304)やフッ素樹脂PTFEコーティングよりも低い剥離力(=くっつきにくい)を示したデータをご紹介します。実際の効果は基材・条件により異なります。

【参考】エポキシ樹脂系接着剤の剥離力測定データ

エポキシ樹脂系接着剤に対する剥離力測定結果の比較(一例)
表面処理面の種類 剥離力(小さいほど非粘着)
トシカル®S TS-1310(旧UNA310-X10) 0 g
フッ素樹脂PTFEコーティング 250〜300 g
比較例:SUS304(未処理品) 800〜900 g

※測定方法:25×80×0.5mmのポリカーボネートシートにエポキシ樹脂系接着剤を塗布し、各表面処理面に荷重3kg/cm²で貼り合わせ。24時間後、約1cm/秒で90°方向に剥離するのに要する力を測定。

未処理(SUS304)との剥離力比較

実質ゼロ相当

本測定条件での一例ですが、未処理品比で剥離力はほぼ検出されないレベルまで低減し、フッ素樹脂PTFE比でも大幅に付着しにくい結果です。

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